〜食材の力を借りて体調を調える〜

先日南インド料理のお店に行ってまいりました。南インドのお料理には野菜を沢山使ったものが多く、メニューを開くと冬瓜やオクラ、豆類など、夏の暑い時期にお勧めの食材を使ったものがありました。

緑豆は日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、緑豆もやしとして一般に多く食されています。写真ものは「緑豆サラダ」で、豆を少し発芽させたものを使っていました。小さいもやしですね。

緑豆には体の熱を冷ます作用があり、夏にお勧めの食材です。緑豆を煎じた汁は熱中症予防にも効果がありますので、作っておいて外から帰った時にお茶がわりに飲んんでいます。

季節や住んでいる場所、年齢や性別など、さまざまな要因で必要な食材は人それぞれ異なります。これを「三因制冝」と言い、薬膳を組み立てる際に大切にしています。ます日々の調えにも大切なことですね。